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ロイズ・アンティークス 青山2021.01.18
色褪せない真鍮の魅力
「真鍮」と聞いて、皆様何を思い浮かべるでしょうか。
アクセサリーや、建具の取手、5円玉…。
黄銅と呼ばれる真鍮は、強度がありながらも加工がし易い特性を活かし、私達の生活の周りに多く存在している金属のひとつ。
そしてなんといっても深みのある輝きや、経年変化がもたらすシャビ―な雰囲気は、真鍮ならではの魅力です。
アンティークやビンテージ家具にも欠かせない素材で、ウッドやガラスとの相性も抜群。
私達の扱っている家具にも多く存在しており、他素材とのコントラストに魅了されます。
ロイズ・アンティークス青山の扉にも、真鍮無垢の取手とプレートを使用。
毎朝こちらを磨く事から1日が始まります。
一般的な金属磨きとウエスで、容易にお手入れが出来る事も、永く付き合っていける金属である所以。
長年手が入れられていない取手で実践してみました。
一般的な液体の金属磨きを少量ウエスなどに取り磨きますが、
今回は目の細かいスチールウールを併用しました。
暫く磨くと、金属の質感が蘇ります。
更に磨きます。
ゴールドの色味が見えてきたら、ウエスで磨き、
最後は付着して残った金属磨きしっかりとふき取れば完了です。
見違えるような輝きを放ちましたね。
少し極端な例で紹介しましたが、この様な状態でも5分ほどの作業で蘇ります。
是非、お持ちのブラスアイテムがありましたら、
お手入れしてみてください。
さらに愛着が湧きますよ。
今回は、そんな真鍮を用いた、造形が素晴らしいテーブルランプをご紹介致します。
一目見ると、その美しさと絶妙なバランスに目を奪われますね。
細く繊細なラインは、金属でなければ再現できないでしょう。
加工のし易いというメリットを存分に活かし、
可動部を支える蝶ネジに至るまで真鍮で作成。
どの様な角度から見ても、このランプの魅力を存分に感じられます。
フレームに光が反射し、まるで全体が輝いている様です。
2本のアームは、可動域も広く、希望性も申し分なし。
高い実用性にも期待大です。
また、シェード部分には乳白色のガラスを使用。
シェードはエナメル製のパターンが比較的多いデスクランプですが、
柔らかく光を透過するガラスシェードこそ、このランプの最大のポイントと言っても過言ではありません。
ゴールドに輝く真鍮と、ホワイトのガラスのコントラストは、到底他のランプでは再現できない、
美しさを表現しております。
灯りを消していても、オブジェの様な造形で、お部屋を彩ります。
まさにデザインと、機能性を両立したアンティークらしいランプ。
お手入れをしながらより愛着を持って、
永く付き合っていきたい一灯です。
拘りのランプとしていかがでしょうか。
《ロイズ・アンティークス 青山》
東京都渋谷区神宮前3-1-30
Tel 03-5413-3666
Mail aoyama@lloyds-antiques.com
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