Journal
ロイズ・アンティークス 青山2021.01.12
アンティークとアートのある空間 ~T様邸~
今回のJOURNALでは、昨年末にお誘いを頂き、お伺いさせて頂いたお客様宅をご紹介致します。
この時は12月の中頃。
まず立派な玄関ホールで迎えてくれたのは、インパクト大のサンタクロース。
大きなサイズのものを探している中、古いおもちゃ屋さんで出会いがあったそう。
1年のうち20日間のみの出番ということで、貴重なタイミングでお邪魔させて頂きました。
その背後にある「WELCOME」のボードは、バンクシーの作品。
元々、救命具であったものをリメイクした作品で、後から額装をした逸品です。
本来は玄関マットでありますが、壁に掛ける事で一つのアートとして空間を彩っておりました。
さて、次に目に飛び込んでくるのは、ルイ・ヴィトンの巨大なビンテージトランク。
手書きのモノグラムの雰囲気はとても趣があり、絶妙な経年変化が相まって、
抜群の存在感を示しております。
人の手が作り上げた「本物」の作品を玄関に置く事で、凛と気持ちが切り替わるとお話を頂きました。
玄関ホールで既に見応えのあるものばかりですが、いよいよメインのリビングダイニングへ。
まるで美術館の様な空間の、中央に鎮座するのは、ロイズ・アンティークスでお求め頂いた、
重厚なオーク材のダイニングテーブル。
使い込まれた無垢材の質感は素晴らしく、脚部の立体的な装飾もオーク材ならではの魅力の一つです。
ゆったりと4脚合わせたチェアは、透明なアクリル素材でモダンなものをセレクト。
違った素材を取り入れる事で、コーディネートの幅が広がる事はもちろん、見た目にも軽やかさをプラスし、
重厚な雰囲気になりすぎない様に合わせたそうです。
参考になりますね。
そんなダイニングの雰囲気をしっかりと受け止めてくれる、オーク材のサイドボードも圧巻。
テーブルとピッタリマッチしており、まるで当時からセットであった様です。
天板にはビンテージのバカラ、建畠覚造の銅像など、素晴らしいコレクションが並びます。
人が走っているガラス像は、オリンピックイヤーにちなんで購入されたとか。
サイドボードの中央には隠し抽斗になっているスペースがあり、
ある仕掛けをスライドすると自動に開く抽斗には、シルバーのカトラリーが収納されておりました。
さて、こちらの空間でキーになってくるのが壁面のアート。
世界的に人気のある画家、ペルナール・カトランの作品です。
柔らかなタッチと色使いが美しい絵画は、優しく空間を彩ります。
整然と展示された作品を見ると、まさに美術館。
思わず見惚れてしまいました。
ダイニング横のリビング空間には、贅沢にもチェスターフィールドソファを向かい合わせて配置。
英国クラシックを代表するスタイルで、やはり王道の格好良さを感じますね。
こちらにもアクリルのコーヒーテーブルを用いる事で、軽快さをプラス。
ビンテージのラグもより映えます。
撮影をしていると、別のお部屋からシュバルミラーを…。
こちらもロイズ・アンティークスでお求め頂いた一台。
私自身、とても印象に残っているミラーでしたが、久しぶりの再会です。
ウォールナットの美しい化粧板仕上げと、その独特なフォルムは、
類似しているデザインが少なく、アンティークの魅力を存分に感じられる家具です。
その他、プラントスタンドやティーカートなど、随所に取り入れられたアンティーク家具たち。
アートも含め、それぞれが個性を発揮しながらも、トータルでバランスのよいコーディネートになるのが、
素晴らしいですね。
最後はアフリカンアートが飾られたお手洗いを拝見。
利益の為でなく、お祭りの為に作られたこれらはまさに無垢なアート。
その様な純粋なものに触れていたいという思いをお伺いしました。
アートの為にこちらにお引越しをされたという、オーナーの拘りが存分に詰まったお部屋。
贅沢で貴重な時間を過ごさせて頂きました。
皆様も是非コーディネートのご参考にしてみてください。
T様、ありがとうございました。
《ロイズ・アンティークス 青山》
東京都渋谷区神宮前3-1-30
Tel 03-5413-3666
Mail aoyama@lloyds-antiques.com
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