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ロイズ・アンティークス 青山2020.08.08
“Golden Oak”の魅力
アンティーク家具では、世界三大銘木の、ウォールナット、マホガニー、チークを始め、様々な木材が使われております。
それぞれ、無垢で使用されたり、化粧板として用いられたり。また、同じ木材でも切り出す場所によって現れる杢目は変化し、
それらをどのように使用して家具を作っていくかは、まさに職人の腕の見せどころであったのでは無いでしょうか。
中でもオーク材は、アンティーク家具のみならず、現代の建材や家具でも馴染みの深い木材の一つ。
耐久性の高さや、調達のし易さから、長年重宝されてきました。
ウイスキーなどの樽に使用されていることは、皆様もよくご存知でしょう。
また、その最大の魅力は「虎杢」と呼ばれるトラ柄のような杢目。
調達するのが難しい反面、その美しい杢目は長年愛されてきました。
今回はそんなオーク材の中でもゴールデンオーク(ライトオーク)と呼ばれる、木材本来のカラーや、質感をより感じられる仕上げをされた、家具たちをご紹介致します。
まずは、こちらのスタッキングブックケース。
元々オフィス等で、活躍したのがこの構造。
一つの横長の収納がその名の通り積み重ねられており、当時は段数やレイアウトなどセミオーダー出来たとか。
英国のメーカーではブローブウォーニック社が有名ですよね。
開いた時にも場所を取らないフリップアップ式の扉を採用しており、省スペース化を実現。
例えば、キッチンなどで、グラスやお皿などを収納するのにもオススメです。
こちらの個体は中央部に作業台を兼ねたビューロー部分が備え付けられており、
一時的にものを置いておけるのも大変嬉しい機能ですね。
もちろん、チェアを合わせればちょっとしたビューロー代わりに。
シンプルなデザインながらも、優秀な機能が隠れています。
次にご紹介するのはこちらのキッチンテーブル。
このカテゴリーではオールドパインを用いた英国の”カントリー家具”のジャンルが一般的でしょう。
こちらはそのような雰囲気を残しながらもオークの無垢で組まれており、フランス(推定)のアンティークとされております。
天板の質感や、脚部の作りの雰囲気は抜群で、これから思い切り使い込んでいきたくなる一台。
よりこのテーブルの魅力が増していくことと思います。
小引き出しが設置されており、小物の収納には重宝しますね。
お二人ほどで食事するのにも最適なサイズで、ベントウッドチェアなどを合わせれば、
ダイニングシーンの完成することでしょう。
今回は、あえてアームチェアを合わせてデスク風に。
こちらのアームチェアもフレームのディテールのデザインなど、
魅力が満載。
オーク材の杢目も美しく浮かび上がり、使用している木材のクオリティの高さをうかがい知る事が出来ます。
このように長い年月をかけて生まれた、
素材の質感こそ、アンティーク最大の魅力と言えるのではないでしょうか。
皆様もご来店の際には是非一度”ゴールデンオーク”に注目してください。
《ロイズ・アンティークス 青山》
東京都渋谷区神宮前3-1-30
Tel 03-5413-3666
Mail aoyama@lloyds-antiques.com
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